
はじめに
「しっかり寝たはずなのに、朝から体がだるい…」 そんな“疲れが取れない”感覚に悩まされている人は多いのではないでしょうか?
実は、その原因は"寝不足"だけではなく、普段の生活習慣やリラックスの仕方にも関係していることがあるんです。
この記事では、日常に取り入れやすく、無理なく改善できる生活習慣を中心に「疲れが取れないと感じる人」のためのセルフケア術をご紹介します。
1. 寝る直前のスマホ使用を控える
スマホのブルーライトは、脳を刺激し「寝る前なのに頭が冴える」状態を引き起こします。 特にSNSやニュースのチェックなどは脳を興奮させやすく、寝つきが悪くなる大きな要因の一つです。
ある調査では、寝る1時間前までにスマホを見るのをやめた人の方が、睡眠の質(深さ・熟睡感)が向上したと報告されています。
【対策ポイント】
- 寝る30分〜1時間前にはスマホを手放す
- どうしても触りたいならナイトモード+明るさ最小に
- スマホ代わりに読書やヒーリング音楽がおすすめ
こうした工夫で、自然な眠りに入りやすくなります。
2. 長風呂で深部体温を上げる → 質の良い睡眠へ
疲労回復に欠かせないのが“質の良い睡眠”。 特に、入眠の90分前に体温をしっかり上げておくことで、寝入りがスムーズになり、深い睡眠が得られることが分かっています。
40℃前後のお湯に15〜20分ゆっくり浸かることで、身体の深部体温が上昇し、その後自然に体温が下がる流れがスムーズな入眠につながります。
【長風呂のメリット】
- 血流改善による疲労物質の排出促進
- 筋肉の緊張がゆるみ、心身のリラックスへ
- 副交感神経が優位になり、自然な眠気を促す
睡眠の専門家も、就寝前の入浴は"自然な眠気のスイッチ"として非常に効果的だと語っています。
【長風呂の健康効果】の記事もあわせて参考にしてみてください。
3. 朝に“光”を浴びて体内時計をリセット
人間の体内時計は、約25時間とされており、毎日「外の光」を浴びることでリセットされます。 これを怠ると、徐々に睡眠と覚醒のリズムがズレていき、"朝起きられない・夜眠れない"といった問題を引き起こします。
【おすすめ習慣】
- 起床後すぐにカーテンを開けて、太陽光を浴びる(最低10分)
- 曇りの日でも、室内の照明よりは自然光の方が効果的
- 朝の軽い散歩やストレッチも自律神経の調整に◎
リズムが整えば夜の眠気も自然に訪れ、"寝ても疲れが取れない"という悩みが軽減されていきます。
4. 寝る1時間前の「ぼーっと時間」を作る
脳が活性化したままだと、布団に入っても頭の中がざわざわして眠れないことがあります。
副交感神経を優位にするには、"考えない時間"="ぼーっとする時間"がとても有効。
【具体例】
- アロマを焚いて薄暗い部屋でリラックス
- ストレッチや軽いヨガで緊張をほぐす
- 湯たんぽやアイピローで体をじんわり温める
こうした行動は、体温を心地よく保ち、心理的にも"安心感"をもたらします。
5. 寝起きに白湯を一杯。自律神経にやさしく刺激
白湯を飲むことで内臓がやさしく目覚め、消化器官・自律神経にゆるやかに刺激を与えてくれます。
特に朝がだるい人や、冷え性気味の人には白湯習慣がおすすめです。
【白湯の効果】
- 内臓温度を上げて代謝を促進
- 血流が改善し、末端の冷えを軽減
- 便通が整い、体内の不要物の排出を助ける
起き抜けに常温の水よりも身体にやさしく、冬場にも最適な健康習慣です。
おわりに
疲れが取れないと感じるとき、私たちはつい"根性で頑張ろう"としがちですが、 本当に必要なのは"体にやさしい生活リズム"を整えることです。
今回紹介した習慣は、医学的にも効果が期待できるとされており、どれも今日から実践できるものばかり。
ぜひ【長風呂で健康効果を高める方法】もあわせてチェックして、 "眠っても疲れが残らない体"を作っていきましょう。