部屋の空気を循環させるのに便利なサーキュレーター。
扇風機と違って直線的に強い風を送るパワーがあり、上下左右の首振り機能がついているものもあります。
今回はサーキュレーターから異音がする場合の、考えられる原因と直し方をご紹介します。
よくみられる症状を以下にまとめていますが、結論を言うとキュルキュル・カタカタと異音の種類によって原因と直し方は違うことが分かりました。
| 異音の種類 | 原因 | 直し方 |
|---|---|---|
| キュルキュル | グリス切れ | グリスを差す |
| キュルキュル | ネジのゆるみ | ネジを締める |
| キュルキュル | ベアリングの摩耗 | ベアリング交換・本体交換 |
| カタカタ | 羽根を軸に固定している部品のゆるみ | ゆるみを直す |
| カタカタ | 羽根の軸に接する部品の破損・ゆるみ | ゆるみを直す・本体の交換 |
ゆるみを直す・グリスを差すなど、修理に出す前にご自宅でもできることがありそうですね。
それではひとつずつ説明していきます。
サーキュレーターから異音がする！キュルキュル・カタカタの原因と直し方は？
サーキュレーターから異音がする場合の原因と直し方を、順番にご紹介していきます。
- キュルキュルの原因と直し方
- カタカタ音の原因と直し方
キュルキュルの原因と直し方
サーキュレーターからキュルキュルと音がする場合、原因と直し方は以下の3つです。
- グリス(油)切れ：グリスを差す
- ネジのゆるみ：ネジを締める
- ベアリングの摩耗：ベアリング交換・本体交換
グリス(油)切れ：グリスを差す
羽根の根元部分のグリス(油)が切れている場合、サーキュレーターからキュルキュルと異音がする場合があります。
グリスとは、羽根の動きをスムーズにするために元々塗られている潤滑油のこと。
このグリスはサーキュレーターを使っていると消耗してしまいますが、Amazonやホームセンターで簡単に手に入ります。
キュルキュルと異音がする原因がグリス切れの場合は、羽根を一旦取り外し軸の部分にグリスを差しましょう。
ネジのゆるみ：ネジを締める
サーキュレーターからキュルキュルと異音がする場合、グリス切れの他にネジのゆるみが原因である場合も。
羽根の根元部分のネジをしっかり締めて、羽根がガタつかないようにしてみると直ることがあります。
ベアリングの摩耗：ベアリング交換・本体交換
サーキュレーターのキュルキュル音の原因には、ベアリングの摩耗も考えられます。
ベアリングには羽根が滑らかに回転するのを助ける役割があり、サーキュレーターの軸の部分に使われています。
このベアリングが摩耗しているとキュルキュルと音がするので、交換することで直る場合がありますよ。
ただしベアリング交換は難しいので、修理に出すのをおすすめします。
修理費用によっては、寿命ととらえて本体を交換するのも一つの方法かもしれません。
カタカタ音の原因と直し方
サーキュレーターからカタカタと音がする場合の、原因と直し方をまとめました。
主に以下の2つの原因があります。
- 羽根を軸に固定している部品のゆるみ
- 羽根の軸に接する部品の破損・ゆるみ
どちらもゆるみを直すことで改善する場合があります。
羽根を軸に固定している部品のゆるみ：ゆるみを直す
サーキュレーターからカタカタ音がする場合、羽根を軸に固定している部品のゆるみが原因である場合があります。
この部分は掃除の際に外す部分でもあり、気づかないうちにゆるんでしまっていることも。
カタカタと音がする場合には、まずはこの部分をしっかり締めてみましょう。
羽根の軸に接する部品の破損・ゆるみ：ゆるみを直す・本体の交換
サーキュレーターからカタカタ音がする場合、羽根の軸に接する部品の破損やゆるみがないかを調べてみてください。
サーキュレーターの羽根がぐらつくことでカタカタ音がしてしまうのですが、軸に接する部分がゆるんでいる場合は締めると直ります。
もしも部品が破損していた場合は、少しの破損であれば修理を試してみるのも一つの方法です。
ただし事故につながることがないよう注意し、場合によっては本体の交換も検討してくださいね。
【おわりに】サーキュレーターから異音がする！キュルキュル・カタカタの原因と直し方は？まとめ
サーキュレーターから異音がする場合の原因と直し方を調べてまとめました。
キュルキュルと音がする場合…
- グリスが切れているのが原因…グリスをつける
- ネジのゆるみが原因…ネジを締める
- ベアリングの摩耗が原因…ベアリング交換または本体の交換
カタカタと音がする場合…
- 羽根を固定している部品がゆるんでいるのが原因…ゆるみを直す
- 羽根の軸に接する部品の破損やゆるみが原因…ゆるみを直す・本体の交換
梅雨時期や日の短い冬の室内干しや、エアコンの空気を循環させるのに欠かせないサーキュレーター。
時期によっては長時間つけっぱなしにすることもあるかと思います。
異音がしたらそのままにせず、こちらの記事を参考に直してみてくださいね。