荷造りから荷解きまで引っ越し業者が行ってくれる「引っ越しらくらくパック」。
自分自身は移動するだけで良いとなると、かなり魅力的なプランですよね。
しかし、部屋が汚い場合は「引っ越しらくらくパック」を利用できるのでしょうか?
また、部屋が汚い場合、どこまで自分で準備をしたら良いのでしょうか?
今回はサカイ引越センターやアート引っ越しセンターなどの大手業者のらくらくパックの比較も行ってみました。
このページでは
- 部屋が汚い状態でも利用できるか
- どこまで準備が必要か
- 相見積もりについて
を、まとめています。
引っ越しらくらくパックは部屋が汚い状態でもできる?
引っ越しらくらくパックは、部屋が汚い状態でも利用できます。
しかし、注意しなければいけない点が2点あります。
- 見積もり金額が高額になる場合がある
- 引っ越しを断られる場合がある
見積もり金額が高額になる場合がある
部屋が汚いことで、見積もり金額が高額になる場合があります。
これは部屋が汚い=荷物が散乱していることで、荷物の量が多く見られてしまうためです。
また、「これだけの荷物を仕分けて梱包できるのか?」と業者側が感じるおそれもあり、結果的に高額な見積もり金額になる場合があります。
引っ越しを断られる場合がある
部屋の汚さを理由に断られることは、ほとんどないと言えます。
ただ、部屋が汚いために荷物の量が分からず、正確な見積もりができないというリスクがあります。
引っ越しらくらくパックは荷造りから荷解きまでお任せできますが、部屋の掃除などは入っていません。
足の踏み場もなく不用品やゴミが散乱しているような部屋だと衛生上、問題があると判断され、断られることもないとは言えません。
モデルルームのようなピカピカな状態で綺麗にしておく必要はないかもしれませんが、簡単に荷物の仕分けや片づけはしておく方がいいでしょう。
引っ越しらくらくパックをお願いするときどこまで準備する?
引っ越しらくらくパックを利用する際にどこまで自分で準備しておくのが良いのでしょうか?
自分で準備する点は、以下の4点です。
- 貴重品をまとめておく
- 見られたくないものは梱包しておく
- 家具や家電などの配置を決めておく
- 不要物と必要なものを分けておく
貴重品をまとめておく
まず、貴重品はまとめておきましょう。
引っ越しの作業中に「無くなった」「壊れた」という事態を避けるために必要だからです。
お財布や通帳、印鑑、スマホなど個人情報が含まれているものは、自分でまとめておき、手元に置いておきましょう。
また、フィギュアなどの趣味のコレクション類で「壊されたら絶対に困るもの」も自分でまとめておくことが無難かと思います。
見られたくないものは梱包しておく
いくら引っ越し業者といえ、他人を家に上げることになるので「見られたら困る!」と感じる物は自身で梱包しておくことが良いと思います。
見られたくないものとしての上位は「下着」ではないでしょうか。
また、他人に知られたくない趣味のグッズや本などもあるかと思います。
引っ越し業者の人が室内に入る前に、見られたくないものは梱包しておきましょう。
家具や家電などの配置を決めておく
事前に家具や家電の配置を決めておくと、引っ越し先での作業がスムーズです。
細かく決めておく必要はありませんが、「ベッドはこの辺りで、向きはこっち」みたいな感じである程度決めておくと引っ越し業者の方もスムーズに荷物を運べます。
不用品と必要なものを分けておく
新居に荷物を持っていく前に「必要なもの」と「もう使わないもの(不用品)」を仕分けて、不用品は処分しましょう。
引っ越しは心機一転するチャンスですし、部屋を綺麗に片付けるきっかけにもなります。
引っ越しらくらくパックを選ぶときは相見積もりが大事
引っ越しらくらくパックは、荷造りや荷解きを引っ越し業者に依頼するため、基本のプランよりも割高になると言えます。
少しでも安く、お得なプランや自分に合うプランを見つけるために相見積もりすることが大切です。
引っ越しの見積もりは荷物の量や距離で異なるため、ここでは各引っ越し業者のプランやサービスを中心にまとめています。
アート引っ越しセンター
アート引っ越しセンターは荷造りから荷解きまで行ってくれる「アートのおまかせパック フルコース」というプランがあります。
また、荷解きは自分でゆっくりやりたいという方向けに「ハーフプラン」という荷解き以外を対応してくれるプランもあります。
サカイ引越センター
サカイ引越センターでは、以下2つのプランが荷造りから荷解きまでのプランに該当します。
- 新居のお掃除まで全ておまかせプレミアムプラン
- まるごとおまかせフルサービスプラン
「プレミアムプラン」には、ダスキンによる新居のお掃除サービスが付いています。
また、荷解きは自分で行うことができる「荷造りおまかせスタンダードプラン」というプランもあります。
アーク引越センター
アーク引っ越しセンターでは、荷造りから荷解きまで行うプランとして「すべてお任せフルフルプラン」があります。
- 最大50枚の段ボールが無料
- 布団袋は最大2枚無料
- ハンガーボックス最大5個無料(レンタル)
などの特典付きです。
また、アーク引越しセンターは不要となった本やCD、DVD、ゲームなどを送料無料で買い取ってくれる、買取サービスを行っています。
アリさんマークの引越社
アリさんマークの引越社では、荷造りから荷解きまで行う「アリさんフルパック」があります。
小物の荷解きだけは自身で行う「アリさんパック」もあります。
アリさんマークの引越社では成約プレゼントとして、
- ダンボール最大50枚
- 布団袋2枚
- ガムテープ2本ベッドマットカバー
をプレゼントしています。
また、ハンガーボックスも無料で貸出ししています。
さらに、どのプランもオプションで作業終了後に10分間のサービスがあり、簡単な掃除や手伝ってほしいことをお願いできます。
ハトのマークの引越センター
ハトのマークの引越センターでは「楽々プラン」というプランがあります。
- 楽々プランA …荷造りから荷解きまで業者が行ってくれる
- 楽々プランB …荷解きだけを自身で行うプラン
- 楽々プランC …大変な箇所(食器や台所周りなど)だけ引っ越し業者さんと行えるプラン
となっています。
また、「楽々プランA」にコンシェルジュサービスを追加した、シニアにおすすめなプランもあります。
【おわりに】引っ越しらくらくパックは部屋が汚い状態でもできる?片づけるときはどこまで準備すればいい?まとめ
引っ越しらくらくパックは部屋が汚い状態でも利用できます。
しかし、部屋が汚いことで荷物の量が多く感じることになり、見積もり金額が高額になることも。
荷造りから荷解きまで引っ越し業者さんにお任せできるとはいえ、貴重品や他人に見られたくないものを梱包しておくこと、ある程度の家具の配置を決めておくことは必要と言えます。