缶を捨てる時は、他のゴミと同様に決められた日にゴミ収集所に捨てる必要がありますよね。
しかし、缶のゴミが捨てられる日は2週間に1度ほど。
もしかしたら「面倒くさいから燃えるゴミに缶を入れて捨ててる」「燃えるゴミに缶入れてもバレないんじゃない?」という人もいるのではないでしょうか?
そこで今回の記事は、
- 燃えるゴミに缶を入れるとバレる?
- 燃えるゴミに缶を入れるとどうなるの?
- 燃えるゴミに缶を入れるのはなぜダメ?
についてまとめました。
結論から言うと、燃えるゴミに缶を入れるとほぼ確実にバレます。
場合によっては個人特定されて罰金を取られる可能性もありますので、必ず分別しましょう。
燃えるゴミに缶を入れるとなぜバレるのか、なぜダメなのかについて知りたい方はぜひ最後まで読んでみてください。
燃えるゴミに缶を入れるとバレる?
燃えるゴミに缶を入れると、ゴミ収集時に気づかれることが多いです。
ゴミ収集の作業員さんはプロなので、ゴミ袋の外から触ったり、持ち上げた時の音を聞いたりするだけですぐ分かるようです。
少しくらい缶のゴミを混ぜたところでバレないだろうと思いがちですが、作業員さんの目はごまかせないのでしっかり分別しましょう。
缶以外のペットボトルゴミなども同様にバレるのでゴミ出しのルールを守るようにしてください。
燃えるゴミに缶を入れるとどうなるの?
燃えるゴミに缶を入れると以下のことが起こる心配があります。
- 回収されない
- 近所の評判が悪くなる
- 違法の可能性
- リサイクルできなくなる
回収されない
燃えるゴミの収集の日に、缶が混ざったゴミ袋が置かれていると、回収されません。
作業員さんに気づかれて注意喚起のシールが貼られ、放置されます。
収集日の違うゴミは回収できないので、そのまま残されるのです。
放置されたゴミは残り続けるわけですから、結局は自分で分別することになります。
近所の評判
燃えるゴミに缶を入れて捨てると、あなたの近所の評判が悪くなります。
常習的にちゃんと分別していないと近所の人にもバレている可能性大です。
ゴミ捨て場では顔を合わせることが多いため、顔を覚えられています。
「あの人はゴミの分別ができていない」「だらしない人だ」と噂になってしまうかもしれません。
悪い噂で近所づきあいに影響が出て住みづらくなる前に、ゴミの分別はしっかりした方が無難です。
違法の可能性
燃えるゴミに缶を入れると、違法の可能性があります。
ゴミの分別を怠ると廃棄物処理法に違反するためです。
ゴミの分別が面倒だという気持ちが分かりますが、その軽い気持ちで捨てたゴミのせいで罰せられることも。
場合によってはゴミ袋を開封して調べられ、郵便物などが入っていれば身元が特定されます。
自治体から注意されるだけでなく、罰金を取られる可能性もあるためゴミの分別を普段から心がけましょう。
リサイクルできなくなる
缶を燃えるゴミに紛れさせてしまうと、貴重な資源をリサイクルできなくなります。
缶を分別する理由は、リサイクルして新たな資源にするためです。
燃えるゴミとして捨てられると、焼却炉で燃やされて埋め立てられることになります。
資源が再利用されずもったいないばかりか、地球環境にも悪影響ですよね。
空き缶がどんなものにリサイクルされるのかは次の項目で解説します。
燃えるゴミに缶を入れるのはなぜダメ?
燃えるゴミに缶を入れるのがダメな理由は以下の2つです。
- リサイクルできなくなる
- 焼却炉の劣化
リサイクルできなくなる
燃えるゴミに缶を入れてしまうと、リサイクルできるものを捨ててしまうことになります。
アルミ缶もスチール缶も、90%以上の非常に高いリサイクル率を誇る資源です。
缶をリサイクルすることでゴミを減らし、限りあるエネルギーを節約できますよ。
アルミ缶、スチール缶がどんなものに生まれ変わるのかを解説します。
アルミ缶:原料や新しい缶に生まれ変わる
アルミ缶の多くは新しいアルミ缶になります。
高温で溶かして新しいアルミ缶が作られるのですが、何度でもアルミ缶へと生まれ変わることができるのです。
そのほか自動車部品や日用品など、身の回りの物にも使われています。
スチール缶:鉄骨や車・鉄道のレールに生まれ変わる
スチール缶は鉄の原材料として活躍します。
スチール缶は鉄製品なら何でも何度でも生まれ変わることができるのが特徴です。
鉄筋、鉄骨、建物、橋、自動車部品、家電など幅広い鉄製品に使われています。
同様にリサイクルされるプラスチックゴミも燃えるゴミに入れるとバレますし、リサイクルができなくなってしまいます。
環境保全のためにも、ゴミの分別が努力していきたいところですよね。
焼却炉の劣化
燃えるゴミに缶を入れてしまうと、焼却炉の劣化が進む恐れがあります。
缶は金属なので、燃やすと焼却炉内にくっついてしまったり燃え残ったりして故障の原因に。
故障すれば取り除く作業が必要になり、作業員の方の迷惑になってしまいます。
故障の修理には多くの時間や費用がかかりますし、それが続くと焼却炉が劣化を早めることになるのです。
ゴミを分別する、そもそものゴミの量を減らすことで焼却炉を長く使えるようにしましょう。
【おわりに】燃えるゴミに缶を入れるとバレる?入れたらどうなるの?まとめ
燃えるゴミに缶を入れるとバレるのか、入れたらどうなるのかについて解説しました。
燃えるゴミに缶を入れるとほぼ確実にバレます。
燃えるゴミに缶を入れることの問題点は以下の4つです。
- 回収されない
- 近所の評判が悪くなる
- 違法の可能性
- リサイクルできなくなる
また、燃えるゴミに缶を入れるとダメな理由は以下の2つです。
- 高いリサイクル率を誇る缶をリサイクルできなくなる
- 焼却炉の劣化
限りある資源を大切にし、みんなが気持ちよく生活するためにも缶の分別はしっかりしましょう。