燃えるゴミの日に、プラスチックを混ぜてゴミ出ししてしまったことはありませんか?
「少しくらいならバレない」「プラスチックも燃えるのでは?」と思っている人もいるのではないでしょうか。
この記事では
- プラスチックは分別しないとバレるのか
- プラスチックをゴミの分別を怠って燃えるゴミとして出したらどうなるか
- 燃えるゴミにプラスチックを入れてはいけない理由
についてまとめました。
結論から言うと、燃えるゴミにプラスチックを入れるとバレる可能性が高く、回収されなかったり違法により罪に問われることがあります。
また、プラスチックは古い焼却炉だと燃やせなかったり、リサイクルの観点から燃えるゴミに入れてはいけないと言われています。
燃えるゴミにプラスチックを入れたらどうなるのか気になる人は、ぜひ読んでみて下さいね。
燃えるゴミにプラスチックを入れたらバレる?
プラスチックは、燃えるゴミに分別せずに出すと高確率でバレます。
なぜならゴミ収集車の人は、ゴミ回収のスペシャリストだからです。
毎日数え切れない程のゴミ回収を行っているため、たとえ見えなくてもゴミ袋の大きさや重さなどでプラスチックが入っているかは判断出来てしまうそうです。
バレないと思いゴミの分別を怠ってしまっても、案外バレていることが多いのでゴミの分別はしっかり行いましょう。
また同様に、ペットボトルを燃えるゴミに入れるのも高確率でバレるそうなので、一緒に混同せず分けて出すように心掛けたほうがよいですね。
燃えるゴミにプラスチックを入れたらどうなるの?
燃えるゴミにプラスチックを入れた場合、以下の4つのことが起こるかもしれません。
- 回収されない
- 汚れたもの・リサイクル不可品は回収される
- 近所の評判
- 違法の可能性
回収されない
燃えるゴミに分別しないままプラスチックが入っていると、回収されないことがあります。
自治体によっては、正しくゴミが分別されていないと放置されてしまうことがあるそうです。
そして放置されたゴミは異臭を放ったり野生動物が荒らしたりしてしまうことも…。
燃えるゴミに分別せずにプラスチックを入れると、回収されず放置されてしまうことがあるので注意しましょう。
汚れたもの・リサイクル不可品は回収される
燃えるゴミにプラスチックを入れても、汚れたもの・リサイクル不可品は回収されることがあります。
プラスチックは基本的に資源ごみとして扱われています。
しかしあまりに汚れているものはリサイクルしても品質を下げてしまう可能性があるため、燃えるゴミとして扱われることがあるそうです。
リサイクルが不可能なプラスチックの例は以下の通りです。
- チューブ類(マヨネーズや歯磨き粉など)
- 食用油などの中身が洗えないプラスチックボトル
- 食べかすなどの汚れがひどいカップ麺のカップなど
プラスチックは基本的に資源ごみですが、汚れが目立ちリサイクルができないものはリサイクル不可品として回収されることが分かりました。
近所の評判
燃えるゴミにプラスチックを入れると、近所の評判に悪影響を及ぼすかもしれません。
ゴミを出した人は誰かというのは、意外とゴミ袋内にあるハガキなどの個人情報を見れば簡単にわかってしまうものです。
もし燃えるゴミにプラスチックを入れてゴミを出しをして、誰かがあなたを特定したら「モラルのない人」「だらしのない人」と近所の人が思い、住みづらくなる可能性も…。
燃えるゴミに分別せずプラスチックを入れてバレた場合、近所の評判が落ちて地域に居づらくなる可能性があるので注意してくださいね。
違法の可能性
燃えるゴミにプラスチックを入れるのは、違法の可能性があります。
各自治体は廃棄物処理法というゴミの処理や処分などのルールを定めた法律に基づいて、独自にゴミ捨てやゴミの分別のルールを定めています。
つまり、もし自治体がプラスチックを資源ごみとしているにも関わらず燃えるゴミとして捨てた場合、廃棄物処理法に違反しているということに値するのです。
一度ゴミの分別を怠ってしまっただけなら注意されるだけで済むかもしれません。
しかし何度指導してもゴミの分別を行わない場合、違反行為として5年以下の懲役や1,000万円以下の罰金などの罰則が科される可能性も…。
燃えるゴミにプラスチックを入れると廃棄物処理法に違反している可能性が出てくるため、ゴミの分別のルールは必ず確認し守ってくださいね。
燃えるゴミにプラスチックを入れるのはなぜダメ?
プラスチックは以下の3つの理由から、燃えるゴミに入れてはいけないことが分かりました。
- 焼却炉の設備が古いと燃やすことができない
- 色々なものにリサイクルできる
- 大きすぎるものは焼却炉に入らない
焼却炉の設備が古いと燃やすことができない
プラスチックは焼却炉の設備が古いと燃やせないことから、燃えるゴミに入れてはいけないという意見があります。
過去にプラスチックは、焼却炉で燃やすとダイオキシンのような有害物質が発生するため燃やしてはいけないと言われていました。
一方現在は、プラスチックを800度以上で完全に燃やせば有害物質は発生しないとされており、800度以上の焼却が可能な焼却炉が増えています。
しかしまだすべての焼却炉が800度以上の焼却に対応しておらず、古い焼却炉の場合は変わらずプラスチックを燃やすのが不可能なのだとか…。
古い焼却炉ではプラスチックを燃やすことができないため、燃えるゴミに入れてはダメと言われていることが分かりました。
色々なものにリサイクルできる
プラスチックは色々なものにリサイクルできるため、燃えるゴミに入れてはダメだそうです。
プラスチックは資源の節約や地球温暖化防止の観点から、リサイクルが推奨されています。
まず、プラスチックはリサイクルすることで ボールペンやペットボトルなどの新たなプラスチック製品として生まれ変われます。
また、現在はケミカルリサイクルという方法でリサイクルを行うと、石油などの原料になることも可能なのだとか。
プラスチックは文房具などの物だけでなく、原料としても生まれ変われるんですね!
プラスチックはリサイクルすると様々なものに再利用できるため、リサイクルできそうなプラスチックは資源ごみとして捨てましょう。
また、缶類もリサイクルできるため、分別して捨てるように心がけたいところです。
プラスチック同様、燃えるゴミに缶を入れてもバレるとのことなので、分けて出すようにしたいですね。
大きすぎるものは焼却炉に入らない
プラスチックは大きすぎるものは焼却炉に入らないため、燃えるゴミに入れてはいけません。
焼却炉では大きすぎるプラスチックは引っかかってしまうため、燃やせないからです。
もし燃えるゴミに大きすぎるプラスチックごみを入れてしまった場合は、まずプラスチックを焼却炉に入れられる大きさまで粉砕するなどして小さくします。
そして燃やせるものだけを燃えるゴミとして扱って、焼却炉で処分されるのだとか。
プラスチックが大きすぎると焼却炉で燃やせる大きさまで小さくしなければならないため、ゴミの分別はしっかりと行いましょう。
【おわりに】燃えるゴミにプラスチックを入れたらバレる?入れたらどうなるの?まとめ
以上、燃えるゴミにプラスチックを入れたらバレるのか・どうなるのかについての記事をまとめました。
プラスチックはゴミ袋の重さや大きさから、燃えるゴミに入れても高確率でバレることが分かりました。
プラスチックをゴミの分別を怠って燃えるゴミとして出してしまうと、以下の4つのことが起こる可能性があります。
- 回収されず放置される
- 汚れすぎているプラスチックだと、リサイクル不可品として回収されることがある
- 近所の人にモラルのない人と思われて、住みづらくなる
- 廃棄物処理法に違反し、罪に問われる可能性がある
燃えるゴミにプラスチックを入れるのは、以下の3つの理由からダメと言われることが分かりました。
- 焼却炉の設備が古いと燃やせないから(800度以上で燃やせないと有害物質が発生するため)
- プラスチックは物から石油などの原料まで幅広くリサイクルできるため
- 大きすぎるプラスチックは焼却炉に入らず、燃やせる大きさまで小さくしなければならないため
また、生活しているとどんどん溜まってしまうポイントカード類もプラスチック製のものが多いですが、どのように捨てたら良いか迷ってしまう方も多いかと思います。
ポイントカード類の捨て方・処分方法について詳しく解説した記事もありますので、合わせて確認しておくと安心ですよ。
記事を参考に、各自治体のルールに従ってゴミ出しを行うことを心がけてみてくださいね。