「CTRって何ですか?」
広告のレポートを見ていると必ず出てくる指標がCTRです。この記事では、CTRの意味・計算方法・目標値・改善方法をわかりやすく解説します。
CTRとは
CTR(Click Through Rate)とは、広告が表示された回数に対してクリックされた割合のことです。日本語では「クリック率」とも呼ばれます。
計算式
例
広告が1,000回表示されて、10回クリックされた場合
CTR = 10 ÷ 1,000 × 100 = 1%
CTRが重要な理由
CTRは広告運用において重要な指標です。理由は2つあります。
① 広告の魅力度がわかる
CTRが高いほど「ユーザーにとって魅力的な広告」ということになります。逆にCTRが低い場合は、広告文やクリエイティブの改善が必要なサインです。
② 品質スコアに影響する
Google広告では、CTRが高いほど品質スコアが上がります。品質スコアが高いと、入札単価を抑えながら上位表示できるため、広告費の節約につながります。
CTRの目標値
CTRの目標値は、広告の種類・業界・キーワードによって大きく異なります。
Google検索広告の平均CTR
- 全業界平均:3〜5%程度
- 競合が多いキーワード:1〜3%
- ブランドキーワード(自社名など):10%以上
ディスプレイ広告の平均CTR
- 全業界平均:0.1〜0.3%程度
ディスプレイ広告はユーザーが積極的に見ていないため、検索広告よりCTRが低くなるのが一般的です。
CTRが低い原因
CTRが目標より低い場合、以下の原因が考えられます。
① 広告文が魅力的でない
見出しや説明文がユーザーの興味を引けていない可能性があります。
「なぜこの広告をクリックすべきか」が伝わっていないと、CTRは上がりません。
② キーワードと広告文のミスマッチ
ユーザーが検索したキーワードと、広告文の内容が一致していない場合、CTRが下がります。
「転職エージェント おすすめ」で検索したユーザーに「広告代理店の採用情報」が表示されても、クリックされません。
③ 競合の広告が魅力的
同じキーワードで競合の広告の方が魅力的な場合、ユーザーは競合の広告をクリックします。
定期的に競合の広告文を確認して、差別化を図ることが重要です。
④ 広告の掲載順位が低い
検索広告では、上位に表示されるほどCTRが高くなります。掲載順位が低い場合は、入札額や品質スコアの改善が必要です。
CTRを改善する方法
① 広告文を改善する
数字を使う
「3日で10件の問い合わせ獲得」「業界最安値」など、具体的な数字を入れると目を引きます。
ユーザーのメリットを明示する
「〇〇が解決できる」「〇〇が無料でわかる」など、クリックすることで得られるメリットを伝えます。
緊急性・限定性を出す
「今だけ」「残り3席」「期間限定」など、今すぐクリックしたくなる要素を加えます。
検索キーワードを広告文に含める
ユーザーが検索したキーワードが広告文に含まれていると、太字で表示されて目立ちます。
② 広告表示オプションを活用する
Google広告には、広告文に追加情報を表示できる「広告表示オプション」があります。
- サイトリンク(関連ページへのリンクを追加)
- コールアウト(特徴・サービスの強調表示)
- 電話番号表示
これらを設定すると広告の占有面積が広がり、CTRが上がりやすくなります。
③ キーワードのマッチタイプを見直す
関係性の低い検索クエリで広告が表示されている場合、CTRが下がります。
除外キーワードを設定して、関係のない検索クエリへの広告表示を止めることでCTRが改善します。
④ 複数の広告文をテストする
同じ広告グループで複数の広告文を用意して、どちらのCTRが高いかをテストします。
Google広告では「レスポンシブ検索広告」を使うことで、複数の見出し・説明文の組み合わせを自動的にテストできます。
CTRと他の指標の関係
CTRが高くても、必ずしも広告が成功しているとは限りません。
CTRが高くてもCVR(コンバージョン率)が低い場合、「クリックはされているけど成果につながっていない」状態です。
この場合、広告文は魅力的だがランディングページに問題がある可能性があります。
CTRはあくまで広告効果を測る指標のひとつです。CPA・CVR・ROASなど複数の指標を組み合わせて判断することが重要です。
まとめ
CTRのポイントをまとめます。
- CTR = クリック数 ÷ 表示回数 × 100
- 検索広告の平均CTRは3〜5%程度
- CTRが低い原因は広告文・キーワードのミスマッチ・競合・掲載順位
- 広告文の改善・広告表示オプションの活用・ABテストでCTRは改善できる
- CTRだけでなくCPAやCVRと合わせて評価することが重要
CTRを意識しながら広告文を改善することで、同じ予算でもより多くのクリックを獲得できるようになります。
広告運用を代理店に依頼している方は、こちらの記事も参考にしてください。
→【広告運用を代理店に頼む vs 自社運用。中小企業が知るべき本当の違い】