現場のリアル

広告代理店の1日のスケジュール。ルーティンを元・営業が公開

広告代理店で働く1日って、実際どんな感じなんだろう?

転職を考えている人や、就職活動中の方からよく聞かれる質問です。この記事では、元・広告代理店の営業が実際のタイムスケジュールをそのまま公開します。

「かっこよさげに見えるけど実際は?」という疑問にも正直に答えます。

前提:どんな規模・ポジションかによって違う

まず正直に言うと、代理店の規模やポジションによってかなり差があります。

この記事では「独立系の中規模代理店・デジタル広告営業(クライアント10社ほど担当)」という設定でお伝えします。大手総合代理店とは雰囲気が異なる部分もありますが、デジタル広告代理店のリアルとしては参考になるはずです。

広告代理店営業の1日のスケジュール

9:00 出社・メールチェック

出社してまず行うのはメールとSlackの確認です。

クライアントからの問い合わせ、媒体社からの連絡、社内の共有事項など、朝一番に確認しないといけない内容が溜まっています。

特に前日の広告パフォーマンスに異常がないかは最初に確認します。CPA(獲得単価)が急騰していたり、配信が止まっていたりすると、朝から対応が必要になります。

10:00 運用レポートの確認・数値チェック

担当しているクライアントの広告アカウントを1社ずつ確認していきます。

確認する主な指標はこのあたりです。

  • インプレッション数・クリック数
  • CPC(クリック単価)・CPA(獲得単価)
  • コンバージョン数・予算消化率

問題があれば即対応、なければ翌週のレポート資料に数字を記録しておきます。

11:00 クライアントとの打ち合わせ(週1〜2回)

週に1〜2回、クライアントとの定例MTGがあります。

内容は主に「先週の結果報告」と「今後の施策提案」です。数字を見せながら、次のアクションを提案します。

クライアントによっては細かく数字を気にする担当者もいれば、「おまかせします」というスタンスの方もいて、MTGの濃さはかなり違います。

13:00 昼食

代理店あるあるですが、昼食は外食かデスクでの作業飯が多いです。チームで外に出ることもありますが、忙しい時期はデスクで食べながら作業することも少なくありません。

14:00 提案資料・レポート作成

午後は資料作成の時間が多めになります。

主な作業内容:

  • 月次レポートの作成(PowerPointやGoogleスライド)
  • 新規提案資料の作成
  • 広告クリエイティブの修正依頼(社内のデザイナーへ)

この時間が一番「代理店らしい」作業かもしれません。数字を整理して、わかりやすい資料に落とし込む作業はけっこう時間がかかります。

16:00 社内MTG・情報共有

チームでの定例ミーティングや、案件の相談が入ることが多い時間帯です。

また、媒体社(GoogleやMeta)の担当者とのMTGもこの時間帯に入ることがあります。新しい広告機能の説明や、事例の共有など、インプットの機会としては貴重です。

18:00 夕方の数値確認・対応

1日の終わりに再度、広告アカウントの数値を確認します。

特に締め切りが近いクライアントの予算消化状況は念入りにチェックします。「月末なのに予算が余っている」「逆に使いすぎている」という状況は早めに手を打つ必要があります。

19:00〜 残業 or 退社

繁忙期(月初・月末・キャンペーン前後)は残業が当たり前になります。提案資料の仕上げや、急なクライアント対応が夜まで続くこともあります。

一方で、閑散期や調整がうまくいっているときは18〜19時に退社できることもあります。「常に遅い」わけではなく、波があるというのが正直なところです。

代理店の仕事で大変だったこと

正直に言うと、以下の3つがきつかったです。

① 複数クライアントの同時管理
10社以上を並行して担当すると、それぞれの状況・数字・担当者の名前を常に頭に入れておく必要があります。抜け漏れが許されないプレッシャーが地味にしんどいです。

② 月末・月初の忙しさ
月次レポートの締め切りと、翌月の予算設定が重なる月末・月初は特に忙しくなります。

③ クライアントの要求に応え続けるプレッシャー
「数字が上がらない」と詰められることもあります。広告の効果は外部要因にも左右されるため、すべてが代理店の責任ではないのですが、そう伝えるのが難しい場面もありました。

代理店の仕事でよかったこと

① デジタルマーケティングのスキルが身につく
Google広告・Meta広告・LINEなど、複数の媒体を横断して運用できるスキルは市場価値が高いです。転職市場でも評価されやすい経験になりました。

② 様々な業界・ビジネスに触れられる
不動産・EC・医療・教育など、様々な業界のクライアントを担当することで、幅広いビジネス知識が身につきます。

③ 提案・資料作成スキルが上がる
毎週のように提案資料を作るので、プレゼンや資料作成のスキルが自然と上がります。

まとめ

広告代理店の1日をまとめると、こんな感じです。

  • 午前:数値チェック・クライアント対応
  • 午後:資料作成・MTG
  • 夕方以降:残業(繁忙期)or 退社(通常期)

「華やかそうに見えるけど地味な作業が多い」というのが正直な印象です。でも、デジタルマーケティングのスキルが確実に身につく環境でもあります。

転職を考えている方は、この1日のイメージを持った上で判断してみてください。

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