広告代理店の営業は「華やか」なイメージがありますが、実際には地味にきつい瞬間がたくさんあります。
この記事では、大手総合広告代理店で7年間営業として働いた筆者が、正直きついと感じた瞬間を5つお伝えします。転職を考えている方の参考になれば幸いです。
きつい瞬間① 入稿前日の深夜に修正依頼が来たとき
広告代理店の営業が最もきついと感じる瞬間のひとつが、入稿直前の修正依頼です。
明日の朝イチで入稿する予定のバナー広告に、前日の深夜23時に「やっぱりコピーを変えたい」という連絡が来る。こういうことが実際に起きます。
クライアントに悪意はありません。ただ「代理店はなんとかしてくれる」という信頼(?)のもとで動いています。
デザイナーに深夜に連絡を取り、修正をお願いし、確認を取って入稿する。この一連の作業が終わるのが深夜2時、ということも珍しくありませんでした。
きつい瞬間② 数字が悪いときのクライアントMTG
先月より広告のパフォーマンスが下がっているとき、クライアントとのMTGは憂鬱です。
「なぜCPAが上がったのか」「先月と何が違うのか」「改善策は何か」……これらの質問に、論理的に答えなければなりません。
外部要因(競合の入札増加・季節要因・市場の変化)が原因であっても、代理店として「申し訳ありません」と頭を下げる場面があります。
自分のせいではないのに謝る、というのは精神的にきつい経験です。
きつい瞬間③ 社内の調整がうまくいかないとき
クライアントから「この企画、面白そうですね。進めましょう」とOKをもらった後、社内で止まることがあります。
「法務チェックが通らない」「制作の工数が確保できない」「予算の承認が下りない」……
クライアントには「進めましょう」と言ったのに、社内の壁で動けなくなる。この板挟み状態が、代理店営業の地味なきつさのひとつです。
きつい瞬間④ 担当クライアントが変わるとき
長く担当してきたクライアントが、会社の都合で別の営業に引き継がれることがあります。
逆に、自分が新しいクライアントの担当になることも。その場合、ゼロから関係を構築しながら、業界・商品・競合・過去の施策をすべてキャッチアップする必要があります。
「やっと信頼関係ができてきた」というタイミングでの担当変更は、モチベーションが下がる瞬間でした。
きつい瞬間⑤ 自分ではコントロールできない要因で怒られるとき
広告の効果は、代理店だけでコントロールできない要因が多いです。
競合が突然予算を増やした、ターゲット層のトレンドが変わった、クライアントのLPが古くてCVRが低い……
これらは代理店側の問題ではないのですが、結果として「広告の数字が悪い」という事実は変わりません。
「代理店に頼んでいるのになぜ改善しないのか」と言われると、反論しにくい部分もあり、ただ謝るしかない場面がありました。
それでも続けられた理由
きつい瞬間をたくさん書きましたが、それでも7年間続けられた理由があります。
仕事の達成感が大きい
大変なプロジェクトほど、成功したときの達成感は大きいです。「自分が担当した広告キャンペーンが世の中に出た」という経験は、代理店ならではのやりがいです。
成長スピードが速い
きつい経験を乗り越えるたびに、確実にスキルと精神力が上がっていきます。「3年後の自分」を想像しながら働くことが、続けられた理由のひとつです。
仲間の存在
同じきつさを共有している同僚との絆は、他の職場では味わえない濃さがあります。
まとめ
広告代理店の営業がきついと感じる瞬間をまとめると:
- 入稿前日の深夜修正依頼
- 数字が悪いときのクライアントMTG
- 社内調整がうまくいかない板挟み
- 担当変更によるキャッチアップ
- コントロールできない要因での謝罪
これらを理解した上で「それでも挑戦したい」と思える人は、代理店の仕事に向いています。
転職前に現場のリアルを知りたい方は、転職エージェントに相談してみることをおすすめします。実際に働いている人の話を聞くことができます。
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